軟組織・骨折の検査に役立つ「超音波診断」|瀬戸整形外科クリニック|山陽小野田市の整形外科

Instagram

〒756-0811 山口県山陽小野田市稲荷町11-20

トピックス TOPICS

軟組織・骨折の検査に役立つ「超音波診断」



整形外科での検査、と聞くと、多くの方がレントゲンを用いた検査を連想するかと思います。


医療においてレントゲン検査は基本の検査の一つです。レントゲン検査(エックス線検査)は主に、骨や臓器の状態を調べるために行われます。ただし、レントゲンは筋肉や靭帯などの骨周りのやわらかい組織(軟組織)は詳しく写し出せません。


当院では、筋肉や靭帯の損傷、および、不全骨折(骨のひび)など、レントゲンではわかりにくい軟組織・骨の状態を知るために、超音波診断装置による超音波診断を行っています。

 

今回は、当院で実施している「超音波診断」についてご紹介します。


■超音波診断装置とは


◎筋肉や靭帯などの骨周りのやわらかい組織&骨の状態を見ることができます

超音波診断装置とは、超音波を当てて患部の状態を診断する機器です。超音波診断装置を用いることで、筋肉や靭帯など、レントゲン検査ではわからない骨周りの軟組織の状態をリアルタイム画像で確認できます。


軟組織に加え、超音波診断装置は不全骨折などの骨の状態の診断にも役立ちます。


■超音波診断装置で確認できること・損傷の種類


特徴①筋肉や靭帯など、骨周りの軟組織の状態を確認

超音波診断装置はレントゲン検査ではわからない筋肉や靭帯、腱、軟骨など、骨周りの軟組織の状態をリアルタイム画像で確認できます。


<超音波診断装置で確認できる軟組織の箇所・軟組織の異常の種類>


・筋肉や靭帯、腱の損傷・断裂・炎症

(肉離れ(筋肉の部分断裂)、靭帯の損傷・断裂、腱の損傷・断裂など)


・筋肉をはじめとする軟組織の内出血


・関節部分の軟骨の損傷・炎症

(捻挫(関節のケガ)など)


・腱の肥厚・狭窄

(バネ指、手指腱鞘炎など)


特徴②レントゲンではわかりにくい骨折の状態を確認


骨折を確認する機器としてはレントゲンが有名です。整形外科ではレントゲン検査を中心に骨折の確認を行います。しかし、レントゲン検査はすべての骨折を見分けられる訳ではありません。骨にひびが入る不全骨折など、骨折の種類によってはレントゲン検査では骨の状態がわかりにくい場合もあります。


レントゲンではわかりにくい不全骨折や成長期のお子さまにのみ存在する骨端線に起きた損傷は、超音波診断を行うことで骨の状態を確認しやすくなります。


また、肋骨は骨が楕円状に丸まっているため、レントゲン検査では画像が重なってしまい、骨が折れているかどうかを確認しにくい場合が多いです。肋骨の骨折に対しては、超音波診断が骨の状態の確認に役立ちます。


<超音波診断装置を活用できる骨折・骨の異常の種類>


・不全骨折

(骨にひびが入った状態)


・肋骨の骨折


・骨端線の損傷

(成長期における骨端線損傷(スポーツ障害、外傷)など)


特徴③リアルタイムの画像診断が可能

超音波診断装置は患部の状態をリアルタイム画像で確認できます。


肩関節や膝など、症状がある患部を患者様に動かしていただきながら超音波診断を行うことで、どのような状態のときに痛むのかをリアルタイムで確認できます(※)。リアルタイム画像により、患部を動かしたときの組織の変化の様子を確認する際にも超音波診断が役立ちます。


(※)痛みが強い場合など、症状が強いときは無理

に患部を動かしていただくことはございません。


【精度を高めた検査により、患者様に適した治療方法・リハビリをご提案いたします】


山口県山陽小野田市の瀬戸整形外科クリニックでは、以下の精密機器による検査を行っています。


・レントゲン装置

・超音波診断装置(4機種)

・神経電動速度検査器


さまざまな機器を用いて実施する検査により、骨折をはじめ、筋肉や靭帯、腱などの軟組織の状態も診断可能です。


身体の痛みや違和感がある方、スポーツや事故が原因のケガ・後遺症でお悩みの方は当院までご相談ください。検査を行い、患者様に適した治療方法・リハビリをご提案させていただきます。



瀬戸整形外科クリニック
医師
⇒院長の経歴はこちら