「投球時の肩と肘の痛みを自分で改善してみよう」|瀬戸整形外科クリニック|山陽小野田市の整形外科

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「投球時の肩と肘の痛みを自分で改善してみよう」

「投球時の肩と肘の痛みを自分で改善してみよう」

今年入職しました、理学療法士の山住です。

出身は富山県です。富山に旅行に行かれる方は、耳寄りな情報をお伝えしますので、ぜひお声がけください。

さて、話は変わりますが、今回は、ボールを投げた時の肩と肘の痛みに対して、自分で改善する方法をお伝えします。

 投げるフォームのどの時に肩と肘に一番負担がかかるのか?

写真の様に、投球側の腕をひねる時のことを、専門用語でMER(maximum external rotation)と呼びます。

MERの瞬間に、肩と肘に一番負担がかかるといわれています。

ボールを投げる時も、上記の写真の場面で痛い方が多いのではないでしょうか。

今回は、MERの瞬間に肩や肘の痛みがある方に、効果的なストレッチをお伝えします。

 今回紹介するストレッチが有効かどうかを確認するテスト

肩の肘の痛みの原因で、私が一番多いと感じているのが「背中と肩甲骨周りの硬さ」です。

背中と肩甲骨の硬さが投げる時に影響しているかを、簡単に確認できるテストがありますので、その方法を紹介します。

まず用意していただくものが2つあります。
・ハーフストレッチポール(丸めたバスタオルでも代用可能)
・硬めのベッドやソファー(仰向けになれる机でも代用可能)

次にテストの方法を説明します。

写真の様に、ハーフストレッチポールで背中の反りを作った場合(①)と作らなかった場合(②)の2種類で、MERをイメージして肩を動かし、痛みや違和感を比較します。

この時に、①の方が痛みや違和感が減る様であれば、背中と肩甲骨周りの硬さが投げる時に影響している可能性が高いため、次に説明するストレッチを行ってみてください。

反対に、痛みが強くなる場合や、痛みが変わらない場合は、今回、紹介するストレッチを行っても、投げる時の痛みは変わらない可能性が高いです。

 背中・肩甲骨周りのストレッチ

キャット(猫もこんな感じで背中を伸ばすためこの名前がついたと思われます)と呼ばれるストレッチを紹介します。

この時に、胸がしっかりと地面につく事を意識してください。

前述したテストを行って、痛みが減った方は、ストレッチを行った直後に球を投げると、痛みや違和感が楽になっているかと思います。

 最後に

今回は肩や肘の痛みを改善する方法のほんの一部を紹介しました。

痛みや違和感がない方でも、今回のストレッチで球速やパフォ  ーマンスが上がることもありますので、ぜひ試してみてください。

テストを行っても痛みが変わらない、ストレッチを行っても、硬くて上手くいかない、また、競技パフォーマンスを改善させたい方は、当院にぜひご相談ください。