交通事故の後の頭痛・めまい・手足のしびれ… 放置すると危険な病気の可能性も|瀬戸整形外科クリニック|山陽小野田市の整形外科

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交通事故の後の頭痛・めまい・手足のしびれ… 放置すると危険な病気の可能性も


車・バイク・自転車、そして歩行者の方など、どなたも巻き込まれるおそれがある交通事故。


交通事故に遭ったときは、できるだけ速やかな、整形外科や脳神経外科での受診・治療が求められます。


整形外科や脳神経外科など、適切な医療機関を受診せずにケガを放置した場合、頭痛・めまい・手足のしびれなどの症状が現れることも。


■交通事故の後の頭痛・めまい・手足のしびれ… どんな病気・異常が考えられるの?


交通事故の後、頭痛・めまい・手足のしびれなどの症状が続いている方は、以下のような病気・異常が起きている可能性があります。


1.むち打ち(首の神経の圧迫、重度のむち打ちに伴い発症するバレ・リュー症候群など)

交通事故の後、頭痛・めまい・手足のしびれが続いている場合、原因として多く見られるのがむち打ちです。


むち打ちでは首の筋肉・靭帯が損傷するほか(頸椎捻挫)、首に通う神経が圧迫されて頭痛・めまい・手足のしびれなどの症状が現れることがあります。


交通事故の後に頭痛・耳鳴り・めまいなどの症状が続いている場合、


  • バレ・リュー症候群
    (自律神経(呼吸、睡眠、排泄などを調節する重要な神経)が不調をきたす、重度のむち打ち)


を発症している可能性も。


2.頚椎椎間板ヘルニア

むち打ちのほか、交通事故の後に手足のしびれが起きている場合、頚椎椎間板(けいついついかんばん)ヘルニアも可能性として考えられます。


交通事故の衝撃で頚椎(首の骨)が前後に過度に振られると、首の椎間板(椎間板の中心部にあるゼリー状の物質(髄核:ずいかく))が飛び出して頚椎椎間板ヘルニアになることも。


頚椎椎間板ヘルニアになると飛び出した椎間板(髄核)が首の神経を圧迫し、手足のしびれなどの症状が現れる場合があります。


3.頚椎症性神経根症

頚椎症性神経根症(けいついしょうせいしんけいこんしょう)とは、


  • 加齢による身体の組織の水分量の減少

  • 交通事故(を含む事故全般)による衝撃

  • 姿勢の悪さ(顎を突き出してスマホ・PCを見ている(ストレートネック)など)


などが原因で頚椎・椎間板・首の靭帯が変形し、首の神経が圧迫されて様々な症状が現れやすくなる状態(病態)を指します。


交通事故の後、手足のしびれ、首~肩~腕にかけての痛みが見られる場合、頚椎症性神経根症の可能性があります。なお、さらに進行して脊髄(神経の元)が圧迫されると、歩行障害や排尿障害などの重篤な症状が現れることもあるため、早期の診断が大切です。


4.低髄液圧症候群

低髄液圧症候群(ていずいえきあつしょうこうぐん)とは、何らかの原因で脳(大脳・小脳)~脊髄をぐるりと覆う硬膜(こうまく)が破れ、硬膜の中の髄液が漏れ出してしまった状態です。


[低髄液圧症候群をひき起こすとされる主な原因]


  • 事故(外傷)(外傷性の低髄液圧症候群)

    頭部への強い衝撃(交通事故や転倒、スポーツ時の外傷など)のほか、軽く尻もちをついた(頭部への直接的な衝撃がない)だけでも低髄液圧症候群になるケースがあります。


  • 外傷以外の原因(非外傷性の低髄液圧症候群)

    腰椎穿刺検査・腰椎麻酔・脳神経外科手術などの医療行為や、整体治療などの医療機関以外での強い衝撃を伴う施術により、低髄液圧症候群になるケースがあります。


その他、出産時にいきむことによる腹圧の上昇、発熱による脱水症状などが原因で低髄液圧症候群をひき起こす場合も。


—–


交通事故で衝撃を受けた場合、首の硬膜が破れ、硬膜の中にある髄液が漏れ出し、低髄液圧症候群になることがあります。


低髄液圧症候群では髄液の漏れ出しに伴い、頭痛・めまい・手足や顔面のしびれなどの症状が見られます。


5.脳震盪(脳震盪後症候群)

脳震盪(のうしんとう)とは、頭部に強い衝撃がかかったことによって一時的に脳の機能が停止するor一時的に脳の機能が変化する状態(病態)です。


スポーツ・格闘技の試合中継など、「選手が脳震盪を起こしているようです」などの言葉を聞いたことがある方も多いかと思います。


脳震盪を起こすと脳の機能が一時的に停止or変化し、


  • 失神(意識消失)

  • 記憶喪失(一時的or恒久的(重度の脳震盪の場合))

  • 頭痛

  • めまい

  • ふらつき


などの症状が現れることがあります。


なお、通常、脳震盪は一時的な(一過性の)症状のケースが多いです。失神などの意識障害は早ければ受傷後数分~数時間で治まり(意識が正常に近づく)、頭痛・めまい・ふらつきは長くても2週間以内には治まる傾向が見られます。


{事故後、3週間~1ヶ月以上症状が続いている場合は「脳震盪後症候群」の可能性も}


交通事故の後、3週間~1ヶ月以上、頭痛・めまい・ふらつきなどの症状が続いている場合は「脳震盪後症候群」の可能性も。


脳震盪後症候群とは、一時的(一過性)ではなく、3週間~1ヶ月以上、頭痛・めまい・ふらつきなどの脳震盪の症状が続いている状態を指します(※)。


(※)脳震盪後症候群とされる期間は定義が諸説

あります(3ヶ月以上、とする定義も)。


なお、脳震盪後症候群を発症するメカニズムについては、よくわかっていません。


  • 頭部に衝撃を受けたことで、脳の一時的な変化が長引いている

  • 脳の感覚情報を処理するフィルター機能が低下している


などが脳震盪後症候群の発症の原因ではないかと推測されています。


—–


通常、脳震盪後症候群は3週間~数ヶ月以内に症状が治まる場合が多いです。ただし、患者様や脳の状態によっては、脳震盪後症候群が原因で数ヶ月以上、頭痛・めまい・ふらつきなどの症状が続くケースも。


数週間経っても改善しない場合は、医療機関を受診するようにしましょう。


【交通事故に遭ったときは、速やかに医療機関を受診しましょう】


今回お伝えしたように、交通事故の後、頭痛・めまい・手足のしびれなどの症状が続いている方は、何らかの病気・異常が起きている可能性があります。


上記1~5のような病気・異常が長引くと歩行障害や排尿障害など、日常生活に支障をきたしてしまうこともあります。今回はお伝えしませんでしたが、交通事故の後に記憶障害が生じている場合は、脳内出血や脳梗塞などの脳血管障害を起こしている可能性も捨てきれません。


病気・異常によるダメージの進行を防ぐために、交通事故に遭ったときは、速やかに整形外科・脳神経外科などの医療機関を受診することが重要です。


ダメージの進行防止に加え、事故で負ったケガの後遺障害認定が必要になったときのためにも、交通事故後は医療機関での早期の受診が望まれます。


交通事故の後、病院・医院に行かないとどうなる?


なお、手足や首のケガは整形外科、頭部への衝撃に伴う脳の機能の損傷・脳の機能の停止は脳神経外科が主な診療科目です。


交通事故などの事故によって頭部に強い衝撃を受けた、または、頭部が強く揺さぶられた場合は脳神経外科を受診することもおすすめします。


頭部に強い衝撃を受けた場合は脳神経外科を受診した上で、むち打ちなど、首や身体(背骨、腰骨、肩、手足)の異常が疑われるときは当院までご相談ください。整形外科医が患者様の状態を精査し、適切な治療・リハビリ方法をご提案させていただきます。


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