下肢疾患の原因となる「扁平足」について|瀬戸整形外科クリニック|山陽小野田市の整形外科

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下肢疾患の原因となる「扁平足」について

下肢疾患の原因となる「扁平足」について

ブログを担当いたします、理学療法士の倉岡です。

 

今回は、下肢疾患(下肢に関連するさまざまな病気や障害を指し、痛みや機能障害をきたす病気)を引き起こすリスクが高まると言われる、「扁平足」について解説します。


1. 扁平足とは?

2. 扁平足によりリスクが高まると言われる下肢疾患とは?

3. 治し方(自主トレーニング)について

4. まとめ

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1.偏平足とは?

足のアーチが低下または消失している状態を指します。 通常、足には内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチの3つのアーチがありますが、扁平足ではこれらのアーチが平坦になり、足底全体が地面に接触します。原因には先天的要因や加齢による筋肉や靭帯の衰えがあり、子供の場合は成長とともに自然に改善されることが多いです。しかし、大人の場合はそれだけで痛みや機能障害が続くことがあるため、治療が必要になることがあります。

① 正常の足
  
                   
② 偏平足

   

2.扁平足によりリスクが高まると言われる下肢疾患とは?

扁平足の状態ではアーチが低下して平坦になり、足部が内側へ倒れ込みます。

この状態を専門的な用語では足部の過回内と言います。

足部が過回内していると以下のような運動連鎖(身体の一部が動くと他の部分も一緒に動く現象)を引き起こします。

 

 

扁平足=足部の過回内(足首が内側へ倒れ込む)

       ↓

すねの骨が内側へ捻れる

       ↓

太ももの骨が内側へ捻れる

       ↓

骨盤が前に倒れ、腰が反る

 

扁平足の方はこれらのような運動連鎖を起こし、歩行や階段昇降といった日常生活動作において膝関節や股関節に負担をかけてしまい、以下のような下肢疾患になるリスクが高くなります。


① スポーツする人に多い

・長母趾屈筋腱炎、アキレス腱炎、後脛骨筋腱炎、腓骨筋腱炎、シンスプリント、腸脛靭

帯炎(ランナーズニー)、膝蓋靭帯炎(ジャンパーズニー)

② 子供に多い

・中足骨疲労骨折、距骨疲労骨折、外脛骨障害、シーバー病、脛骨疲労骨折、オスグット・

シュラッター病

③ 大人に多い

・外反母趾、内反小趾、足底筋膜炎、モートン病、変形性足関節症、変形性膝関節症、

鵞足炎、変形性股関節症

 

3.治し方(自主トレーニング)について

扁平足を改善するには足裏の筋肉を鍛え、アーチが低下するのを防ぐ必要があります。

今回は筋力トレーニングを2種類紹介します。

 

〇タオルギャザー(1日にタオル2周×2セット)

① 椅子座位で膝を伸ばし、タオルに足裏を着ける

※ 足先を伸ばした状態に保つ!

② 足趾を曲げ、タオルを引寄せる

※ 写真の赤丸部分の関節からしっかり曲げる! 

 

〇Toe-in Calf Raise:トゥーインカーフレイズ(1日に5秒を5回×2セット)

① 内またで立つ

② 踵上げをする

※母趾に体重を乗せることを意識する!

 

 

  • まとめ

扁平足は足部の状態を示す言葉ですが、それだけで痛みや疲れやすさを感じてしまうことがあります。加えて、多くの下肢疾患になってしまうリスクを高めてしまいます。気になる方は一度医師にご相談ください。