ばね指とは、指を曲げたり伸ばしたりする腱や腱鞘が炎症起こすことで、指の付け根の痛み（使う時、押さえた時）や、指の引っかかり（弾発現象）を感じる疾患です。更年期の女性に多く見られます。その他にも、スポーツをする方や、指をよく使う仕事の方に見られます。

手根管症候群とは、手首にある手根管内の正中神経が圧迫されることで、親指から薬指までのしびれと痛みが発生する疾患です。進行するとボタンかけなどが難しくなります。
電気生理検査で確定診断を行います。

母指CM関節症とは、親指の付け根の関節軟骨が摩耗することで、つまんだりひねったりの動作で痛みが発生する疾患です。母指が開きにくくなることもあります。

ブシャール結節とは、指の第2関節が変形し曲がってしまうことで、腫れや痛みが発生する疾患です。
いろいろな程度の変形があります。

橈骨遠位端骨折とは、前腕の2本の骨のうちの橈骨が折れる骨折です。転倒して手をついた後から、手首の痛みや腫れ、変形、動かせないなどの症状が発生します。

指をついたり、打撲することで骨折・脱臼し、指の変形や腫れ、痛み、動かしにくいなどの制限が生じます。

手首を反らしたり、ひねったりした際に、手首の小指側に痛みが発生する疾患です。
スポーツや仕事など、繰り返し手首を動かす方に多く見られます。

ドゥケルバン病とは、手首の母指側にある腱鞘と、そこを通過する腱に炎症が起こることで、手首の母指側（手関節橈側）の痛みと腫れが発生する疾患です。母指を曲げたり、動かしたりすることで強い痛みを感じます。

へバーデン結節とは、指の第1関節（DIP関節）が変形し曲がってしまうことで、腫れや痛みが発生する疾患です。40歳代以降の女性に多く見られ、変形の程度は様々です。

ガングリオンとは、主に手関節・手指に直径5～10mm程度の固い腫瘤ができる疾患です。多くの場合は無症状ですが、神経のそばにできることで痛みやしびれが発生することがあります。
若い女性に多く見られます。

TFCC損傷とは、外傷や繰り返しの負担などによって手首の小指側（手関節尺側）に痛みが発生する疾患です。
転倒して手をついた際や、スポーツをする方、手首をよく使う仕事の方に見られます。