事故後の整形外科受診に必要な持ち物と受付前に済ませておく事前準備|瀬戸整形外科クリニック|山陽小野田市の整形外科

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事故後の整形外科受診に必要な持ち物と受付前に済ませておく事前準備

事故後の整形外科受診に必要な持ち物と受付前に済ませておく事前準備

事故後の整形外科受診は、早めの相談と持ち物・事前連絡の整理を


事故のあとの整形外科の受診では、書類がすべてそろうのを待たず、次の日より後に出た首や肩の痛み・しびれを早めに医師へ相談することが大切です。


この記事では、保険会社や勤め先へたずねておくこと、資格確認書(またはマイナンバーカード)やお薬手帳などの持ち物、診察で伝える体の具合を書いたメモの作り方をまとめてお伝えします。


この記事の要点まとめ


  • 事故のすぐあとに何もなくても、次の日よりあとに出た首や肩の痛みやしびれは、早めに整形外科へ相談しましょう。
  • 保険会社や勤務先への連絡状況を整理し、資格確認書などの持ち物は手元にある範囲で用意します。
  • 事故日時や症状の変化をメモし、強い頭痛や手足の力の入りにくさがある場合は救急相談を優先します。

事故後の整形外科受診は、持ち物より先に痛みやしびれの相談から


事故翌日から出た痛みやしびれも受診相談の対象です


事故の直後は動けていても、翌日以降に現れた痛みや違和感は整形外科へ相談する対象になります。まずはこの点を押さえておきましょう。


当院では、いくつもの骨が折れるような大きな事故から、うしろから追突された事故や自転車の事故まで、さまざまな交通事故をみています。首や腰の痛みやしびれ、体全体のだるさのほか、事故の次の日よりあとに出てきた痛みも相談を受けています。


例えば、追突された直後は緊張や興奮(いわゆるアドレナリンの影響など)で平気に思えても、翌朝になって首や右肩が重くなることがあるんですね。後から出た症状でも遠慮なくご相談ください。


受診準備では早期の相談と診断書の用途を押さえる


手元の書類をそろえることだけを優先して、受診を先延ばしにしないことが大切です。当院では、時間がたってしまうと症状と事故の関連が分かりにくくなることをご説明し、早めの受診をおすすめしています。


あわせて当院では、損害賠償の請求に使う診断書や、警察に出す診断書を作成しています。警察に出す診断書は、人身事故として届け出るときに使います。損害賠償の請求に使う診断書は、保険会社とのやりとりに使われます。


診断書の発行時期や手続きの詳細は状況によって異なりますので、受診時に医院へご確認ください。


通常の予約を待たずに救急相談を優先したい症状


頭を強く打った、意識がぼんやりする、強い頭痛や吐き気が続く、手足に強いしびれや力の入りにくさがある、歩くのが難しいといった症状がある場合は、整形外科の通常予約を待たず救急相談・受診を優先してください。


顔や頭のけがでは、脳への影響がないかを早めに確かめることが大切です。また、一度診察を受けた後でも、しびれや痛みなどの症状が変化した場合は、次回の予定を待たずに受診先の医療機関へ連絡して相談することが勧められます。


ポイント

つまり、事故直後に動けても翌日以降の痛みやしびれは早めに整形外科へ相談し、強い頭痛や手足の麻痺などがある場合は救急受診を優先するのが判断の目安になります。


受診前に整理する保険会社・勤務先への連絡と持ち物

受診前に整理する保険会社・勤務先への連絡と持ち物

受診前に保険会社へ伝えることと医院への連絡


受診前には、相手方やご自身の保険会社へ受診先を伝えておく手順を確認しましょう。当院では、事故後に警察へ連絡することに加え、保険会社へ瀬戸整形外科クリニックを受診することを伝え、保険会社から当院へ連絡を入れてもらう手順をご案内しています。


保険会社の担当者名や連絡先を控えて持参するだけでなく、「患者様から保険会社へ伝え、保険会社から医院へ連絡が入る」という流れを作っておくと当日の受付がスムーズになりますね。もし受診前に保険会社からの連絡が間に合わない場合の扱いについては、来院前に医院へご確認ください。


一括対応が未定のときと、退勤途中の事故で確認したいこと


相手の保険会社が治療費をまとめて払うかどうか(一括対応)がまだ決まっていないときは、健康保険を使うか、いったん自分で全額を払っておくかを、保険会社と医院へ前もってたずねておきます。健康保険を使って受診するときは、入っている健康保険の窓口へ「第三者行為による傷病届」を出す手続きがあります。


また、仕事の帰り道での事故では、すぐに勤務先へ知らせ、通勤災害(労災保険)と自動車保険のどちらをどう使うかを確かめておきましょう。保険会社の連絡前に窓口でいったん支払う場合、費用は検査や処置の内容によって変わります。実際の費用や内わけ、あとからの精算のしかたは、受診前に医院と保険会社へご確認ください。


資格確認書・マイナンバーカード・お薬手帳など持参するものと、手元にない場合


当日の持ち物は、手元にあるものと、まだ取得できていないものに分けて整理しておくと再来院の手間を減らせます。


区分主な項目手元にない・未調整の場合の対応
受付で提示するもの資格確認書またはマイナ保険証(マイナンバーカード)、診察券、各種医療証保険利用の区分とあわせて受付前に医院へ相談する
診察で共有する資料お薬手帳(服用中の薬の情報)、他院の紹介状・検査画像データ一般的には、お薬手帳がなければ薬の現物や写真が参考になる。紹介状等が未取得なら予約・受付時に伝える
保険・事故の手続き保険会社の担当者連絡先、交通事故証明書、労災指定用紙(該当する場合)証明書や用紙がそろうまで受診を遅らせず、後日提出の扱いを相談する

交通事故証明書や会社の書類、他院の資料などが手元にない場合でも、そろうまで受診を待つ必要はありません。予約時や受付時に現在の状況を伝えて、提出手順をご相談ください。


受傷日時と症状の経過を取り違えないための短いメモ


診察室で慌てないために、スマートフォンのメモや紙に状況を短く書き出しておきましょう。具体的には、事故の日時と場所、追突された方向や車内での姿勢、症状が出始めた時刻、痛む部位としびれの有無、そして運転や家事・家族の送迎など日常動作で困ることを並べておきます。


つまり、ご自身で病名を決めつけず、起きたことと症状の変化を時系列でメモしておくことが、問診をスムーズに進めるコツなんです。


受付から診察・検査までの流れと、当院のむち打ち初診


用意した情報を受付・問診・診察でどう使うか


準備した連絡事項やメモは、来院後の受付から診察までの各場面でそのまま活用できます。当院では、受付で交通事故による受診であることを確認し、問診票をご記入いただいた後に医師が診察を行います。


事前にお作りいただいた症状の経過メモは、この問診票の記入や医師への説明で役立ちます。診察のうえで、必要に応じてレントゲン撮影(SHIMAZU RAD SpeedPro)や超音波検査(GE Versana Premierなど)を行います。その診断結果から、一人ひとりに合わせた治療・リハビリテーションをご提案しています。検査はすべての方に一律で行うのではなく、診察時の症状に応じて医師が判断します。


むち打ちの初診で案内している検査・処方・診断書


追突事故などで首や肩を痛めたとき、当院のむち打ち(頸椎捻挫)の初診ではレントゲン撮影を行います。必要に応じて、警察に出す診断書を作ったり、飲み薬や湿布を出したりしています。痛みが強いときには、首を支えるネックカラーを処方します。


なお、一般的には、飲み薬や湿布を出すときに、いま飲んでいる薬や持病を確かめます。これらはむち打ちの初診でご案内している内容であり、事故の状況や痛む部位によって実際の検査・処方は異なります。


症状によっては提携病院でのMRIが必要になることも


初期の対応を行っても症状が落ち着かない場合は、さらに詳しい画像検査を検討します。当院では、むち打ちで強い疼痛が持続する場合や長引く場合、しびれなどの神経症状がある場合は、提携病院でMRIを撮影しています。


MRI検査は当院内ではなく提携病院での撮影となるため、症状の経過によって検査先が変わる点を知っておくと予定を立てやすくなりますね。また、痛みが続く場合は物理療法や理学療法を追加していきます。


山口県山陽小野田市の当院へ予約するときに伝えること・確認すること


受診の予約や問い合わせの際には、交通事故による受診であること、事故日と現在の主な症状、保険会社への連絡状況をお伝えください。あわせて、初診の所要時間の目安や付き添いの要否、窓口での支払いの扱いを確認しておくと、お仕事やご家族の送迎との調整がしやすくなります。


当院はクリニック前駐車場のほか第2・第3駐車場も備えており、お車でもご来院いただけます。身体の痛みや手続きでご不明な点があれば、まずは一度ご相談ください。


ポイント

予約や受付のときには「交通事故で受診したこと」と「保険会社へ連絡したかどうか」を伝え、用意したメモを見ながら、症状がどう変わってきたかを医師に話しましょう。


よくある質問


Q1. 事故の後、痛みが軽くても整形外科を受診するのは必要ですか?


事故のすぐあとは緊張などで痛みを感じにくく、次の日より後に首や肩の重さ、しびれが出てくることがあります。また、時間がたつと事故と症状のつながりが分かりにくくなり、診断書づくりや保険の手続きに差しつかえが出る場合もあります。症状が軽いうちや、あとから出た違和感でも、早めに整形外科へご相談ください。


Q2. 追突事故から数日たって受診しても、警察提出用の診断書は作成してもらえますか?


受付や診察時に、警察へ提出するための診断書が必要である旨をお伝えください。医師が診察やレントゲンなどの検査を行った上で作成いたします。ただし、事故から日数が空きすぎると事故との関連を確認しにくくなるため、症状に気づいた段階で早めの受診をおすすめします。


Q3. 事故の後に頭痛や吐き気、足のしびれがあるときはどうすればよいですか?


首の損傷や神経への影響、あるいは頭部への衝撃などが関わっている可能性があります。特に意識がぼんやりする、強い頭痛や繰り返す吐き気がある、手足のしびれや力の入りにくさが急に強まる、歩けないといった症状がある場合は、通常の予約を待たずに救急外来や救急相談を優先してください。


Q4. 整形外科のリハビリは週に何回くらい通うのが目安ですか?


週に何回という決まった目安はなく、一般的には痛みが強い初期は通院の回数が多めになりやすく、症状が落ち着くにつれて間隔をあけていきます。通院の頻度は、痛みやしびれの強さ、お仕事やご家庭での生活動作への影響によって一人ひとり異なります。初期の痛みが強い時期から、物理療法や理学療法士による運動器リハビリテーションをどのように組み合わせていくか、診察時に医師と相談しながら無理のない通院ペースを決めていきます。


参考文献


1. Sturm C. [Occupational options in outpatient and inpatient rehabilitation]. Unfallchirurgie (Heidelberg, Germany). 2026. PMID: 41419695 / DOI: 10.1007/s00113-025-01664-w

2. Othman A, Al-Mofreh Al-Qahtani F, Al-Qahtani H et al. Traumatic brain injuries and maxillofacial fractures: a systematic review and meta-analysis. Oral and maxillofacial surgery. 2023. PMID: 35610526 / DOI: 10.1007/s10006-022-01076-9


瀬戸 信一朗

医師


瀬戸整形外科クリニック

院長

瀬戸 信一朗

▶ 監修者プロフィール

経歴
2004年
山口大学医学部 卒業
山口大学医学部付属病院 卒後臨床研修
2005年
山口労災病院
2006年
山口大学医学部付属病院整形外科学講座へ入局
2007年
山口県立総合医療センター レジデント
2009年
周東総合病院
2012年
山口大学医学部 臨床助教
2014年
山口県立総合医療センター 整形外科 部長
2017年
瀬戸病院 副院長
2020年
瀬戸整形外科クリニック 院長
2022年
山陽小野田医師会 理事
資格・所属学会
日本整形外科学会 整形外科専門医
日本整形外科学会 認定リウマチ医
日本リハビリテーション学会 リハビリテーション専門医
日本手外科学会 手外科専門医
日本プライマリ・ケア学会 認定医・指導医
国際マッケンジー協会認定セラピスト
日本スポーツ協会 スポーツドクター