◎「質の良い睡眠をとり、厳しい夏を乗り越えましょう」

今回ブログを担当します、理学療法士の倉岡です。
暑さが厳しい時期になりました。朝、晩と暑くなり、夜も寝苦しい日々が続いています。私は、1年間の育休を経て、4月から復帰しました。現在は子育てと仕事の両立で毎日忙しい日々を過ごしています。夜はうたた寝をしてしまい、就寝が遅くなることも多々あります。今回はそんな私も気を付けていきたい「睡眠」について話したいと思います。

〇質の良い睡眠とは？
　質の良い睡眠には以下のようなことが挙げられます。
　・規則正しい睡眠、覚醒リズムが保たれていて、昼夜のメリハリがはっきりとしている
　・必要な睡眠時間が取れており、日中に眠気や居眠りすることがなく、良好な心身の状
態で過ごせる
　・途中で覚醒することが少なく、安定した睡眠が得られる
　・朝は気持ちよくすっきりと目覚める
　・目覚めてからスムーズに行動できる
　・就寝してから、過度に時間をかけすぎずに入眠できる
　・睡眠で熟眠感が得られ、日々過度の疲労感がなく満足度が得られる

　　　　　　　

〇質の良い睡眠が及ぼす健康への効果は？
　睡眠は体と心の回復を行い、生活習慣と同じように健康に深くかかわってきます。質の良い睡眠をとることで生活リズムが整いやすくなります。また、体内のホルモンバランスも保たれやすくなるため、肥満や高血圧、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病の予防にも繋がります。そして抑うつや不安などの心の不健康も予防します。
　質の良い睡眠が得られると日中の状態が良くなり、活動的に過ごすことができます。また、活動的な生活が良質な睡眠をもたらし、身体と心を健康にします。

〇質の良い睡眠を得るためには？
　質の良い睡眠を得るために実践する方法として以下の方法があります。
　・規則正しい生活を送る
　・運動習慣を持つ
ウォーキングやストレッチなどを習慣づける
　・寝る2～3時間前に入浴する
　・朝、起床後に日光を浴びる
　・規則正しい生活
朝食をしっかりとり、寝る前の食事は控える
　　　寝る前のカフェインの摂取や喫煙は控える
　・昼寝は短時間で行う
眠気がある場合、昼寝は15分程度（高齢者は30分程度）行う
　・室内環境を整える
寝るときは静かで室内を暗くし、寝床の中の温度は33度前後（室温は夏：25～28℃、
冬：16～19℃）、湿度は50％が好ましい
　・良く眠れる寝具を選ぶ
　　　身体は寝ている時も発汗するため、吸湿、放湿性が良く、保温性の良い寝具を選ぶ
　　　敷布団やマットは身体が沈み込まないように程度に硬いもの、枕は自分に合った硬
さ、高さを選ぶことが好ましい
　・寝る前にスマホを見ない
　　　　　　　　　　　

　今回は質の良い睡眠の効果と方法をお伝えしましたが、どれか１つでも試してみることが健康への第一歩ではないかと思います。私も実践してみて、今年の暑い夏を乗り切りたいと思います。また、リハビリでは、痛みなどで寝られない患者様に就寝時の枕やポジショニング指導なども行っていますのでお気軽にご相談ください。