骨折・脱臼の治療
手術が必要な場合は、近隣の総合病院(山口労災病院・山陽小野田市民病院など)へご紹介いたします。
手術が不要な場合は、徒手整復(良い位置に戻す)を行い、ギプスなどで固定します。
痛みを伴う手技を行う場合は、麻酔を使用し、できるだけ痛みがないように治療を行っています。
オステオトロン(超音波骨折治療機器)を用いて、早期の骨癒合を促進することもあります。
傷の治療
異物が残り感染してしまうと傷が化膿し、傷跡が汚くなるため、キシロカインゼリーを傷に塗布するなど、麻酔を行い洗浄・異物を除去します。
縫合が必要な傷は、光源付き拡大鏡(ルーペ)を使用し、必要があれば溶ける糸を用いて真皮縫合も追加し、綺麗に縫合します。
当初は止血処置を行い、数日経って止血が得られた後には、湿潤療法に切り替えます。
巻き爪矯正
巻き爪(陥入爪)に対して、形状記憶合金ワイヤーを爪に装着する治療を行っています(自費診療)。治療には痛みはなく、当日から入浴も可能です。状況に応じて、約2ヶ月で入れ替えを行うことがあります。
重症の巻き爪や、感染している巻き爪は、局所麻酔を行い、爪部分を切除し、フェノールで爪の根元を化学的に焼灼することで爪の再生を抑え、再発を予防します(フェノール法)。
疼痛治療
薬による疼痛治療では、痛みの種類に応じて適切な薬を使用します。
主な痛みの種類としては、打撲や骨折・局所での炎症などによる「侵害受容性疼痛」と、体の痛みを脳に伝える伝導路である神経が損傷された「神経障害性疼痛」、心理的な原因による「心因性疼痛」があります。
原因を把握し、それぞれに合った薬を、副作用が出ないように注意しながら少しずつ調整していきます。漢方薬も使用しています。
訪問診療・往診
お一人での通院が困難になってしまった場合、ご自宅にお伺いし、検査(レントゲン・超音波・血液検査)や治療を受けていただくことが可能です。また、訪問リハビリテーションも行っておりますので、退院して日常生活が不安な場合や、実生活の場でのリハビリテーションが必用な方はご相談ください。
心身の機能の維持・向上、日常生活をサポートいたします。