むち打ち症(頸椎捻挫)
むち打ちとは、事故などの強い衝撃によって首に負担がかかり、首や肩の強い痛みやめまい、吐き気、しびれなどが生じる疾患です。強い痛みや、しびれがある場合は、捻挫ではなく、脱臼や不全骨折、外傷性頸椎椎間板ヘルニアが隠れていることがありますので、レントゲンストレス撮影やMRI検査が必要な場合があります。
初診時にレントゲン撮影、必要に応じて警察宛ての診断書作成、処方(内服・湿布)を行い、痛みが強ければ、ネックカラー(首)を処方します。
疼痛が持続するようであれば、物理療法や理学療法を追加します。強い疼痛が持続する場合や長引く場合、しびれなどの神経症状がある場合は提携病院でMRIを撮影します。
痛みやしびれが持続し難治性になった場合は、注射療法(各種ブロック、筋膜リリース)を処方やリハビリに組み合わせて行うことで、疼痛を緩和し、治療期間を短縮することも可能です。
最終的に後遺症が残存した場合は、後遺症診断書を作成します。
腰椎捻挫
強い衝撃で腰椎に無理な力が加わり、痛みや可動域制限が生じます。強い腰痛が持続する場合、捻挫ではなく腰椎や横突起の骨折や外傷性の腰椎椎間板ヘルニアが隠れていることがあります。
初診時にレントゲン撮影、必要に応じて警察宛ての診断書作成、処方(内服・湿布)を行い、痛みが強ければ、簡易コルセットを処方します。
数日、疼痛が持続するようであれば、物理療法や理学療法を追加します。強い疼痛が持続する場合や長引く場合、しびれなどの神経症状がある場合は提携病院でMRIを撮影します。
必要に応じて、ダーメンコルセットを作製します。痛みやしびれが持続し難治性になった場合は、注射療法(各種ブロック、筋膜リリース)を、処方やリハビリに組み合わせて行うことで、疼痛を緩和します。
最終的に後遺症が残存した場合は、後遺症診断書を作成します。
胸骨骨折・肋骨骨折
ハンドルやエアバッグで強打することで、胸骨骨折や肋骨骨折を生じることがあります。
レントゲンだけでは骨折が判別できなくても、超音波検査で骨折を診断することが可能な場合があります。
胸骨骨折は骨癒合が遅くなることがあり、オステオトロン(物理療法機器)により骨折の治癒を促進します。
治療方法
CURE
-
装具療法(バストバンド)
-
処方(鎮痛剤・湿布)
-
生活指導(安静指示)
-
物理療法(オステオトロン)