今回ブログを担当する理学療法士の米加田です。
早速ですが、この時期になると健康診断の結果が気なる人も多いのではないでしょうか。
私もその一人です。(苦笑)
そして、医師からこんなことを言われる人がいらっしゃるのではないでしょうか?
「運動をしてください」
しかし、実際に運動してくださいと言われても、どのぐらいの運動をしたらいいか分からない人も多いと思います。
そこで、今回は適切な運動についてお伝えします。
成人では以下の内容が適切と言われています。
① 個人差を踏まえ、強度や量を調節し、可能なものから取り組む
今よりも少しでも多く体を動かす
② 強度が3メッツ以上の身体活動を週23メッツ/時以上行う
具体的には、歩行または、それと同等以上の身体活動を1日60分以上行う(1日8000歩以上)
③ 強度が3メッツ以上の運動を週4メッツ/時以上行う
具合的には、息が弾み汗をかく程度の運動を週60分以上行う
④ 筋力トレーニング(以下筋トレ)を週2~3日行う
⑤ 座りっぱなしの時間が長くなりすぎないように注意する
*メッツ…動かず座っていることを1とした場合、何倍のエネルギーを使っているかということ
今回は運動の目安であるメッツと筋トレについてご説明させていただきます。
まずメッツに関して代表的な動作やスポーツを表にしてまとめましたので参考にしてみてください。
メッツ |
日常生活 |
スポーツ |
3.0メッツ |
歩行(約4㎞/時)、電動自転車に乗る |
ボーリング、社交ダンス |
3.5メッツ |
歩行(約4.5㎞/時)、床磨き、風呂掃除、子供と歩いたり、走ったりして遊ぶ |
ゴルフ、カヌー |
4.0メッツ |
自転車に乗る(16㎞/時未満)、ゆっくり階段をのぼる |
卓球、ラジオ体操第一 |
5.0メッツ |
かなり速足で歩く(約6.4㎞/時) |
野球、ソフトボール、バレエ |
6.0メッツ |
スコップで雪かきをする |
ウェイトトレーニング、バスケ |
7.0~7.8メッツ |
農作業(干し草をまとめる、納屋の掃除) |
サッカー、スキー |
8.0~8.8メッツ |
階段を早くのぼる |
サイクリング(約20㎞/時) |
皆様が行うことが多いと思ったものをピックアップさせていただきました。詳しくは、webで「厚生労働省 メッツ表」と検索してください。
次におすすめの体幹の筋トレを2つ紹介させていただきます。
体幹の筋トレをおすすめする理由は、代謝がよくなりダイエットにつながること。また、腰痛の予防としても効果的な面を持ち合わせているからです。
① プランク(腹筋のトレーニング)
・うつ伏せになり、床に両ひじをつく
・両膝を浮かせます(きつい人は膝をつけたままでもOK)
・頭からつま先まで一直線にする
・20秒キープできるように頑張りましょう!
② ブリッジ(背中の筋のトレーニング)
・仰向けになる
・おしりを上げる
・60秒キープできるように頑張りましょう!
1日1時間、運動を心がけて週に23メッツを目標に、健康的な体を手に入れましょう!