交通事故・スポーツなどによる強い衝撃、または、加齢・運動不足などによって起きることがある「腰椎捻挫」。
腰椎捻挫は“ぎっくり腰”と呼ばれる場合も。交通事故以外でも、腰椎捻挫はふだんの生活で起こり得る腰の疾患の一つです。
お悩みの方も多い、腰椎捻挫。
前回のブログでは、筋肉・靭帯性、椎間板性など、腰椎捻挫の種類・痛み方についてご説明させていただきました。
今回は、整形外科で行う腰椎捻挫の治療・リハビリの主な内容をご紹介します。
目次
■腰椎捻挫の治療・リハビリでは何をするの?
◎安静を基本として、薬や装具による保存的療法がメインになります
交通事故や運動不足などで腰椎捻挫(ぎっくり腰を含みます)を起こした場合は、まずは、安静にすることが大切です。
安静を基本として、腰の状態に応じ、治療では以下のような保存的療法(※)がメインになります。
(※)保存的療法・・・手術以外の治療・処置。
[腰椎捻挫の治療・リハビリの主な内容]
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生活指導
姿勢や歩き方、畳に座る・布団に寝るなどの普段の生活内容をお伺いします。カウンセリング後、腰に良くない姿勢・動作が見られる場合は、医師・理学療法士が生活内容を改善するためのアドバイス(姿勢や歩き方、椅子とベッドに変えるなどのアドバイス)を行います(※)。
(※)アドバイス内容の一例です。必ずしも、姿勢や歩き方、
椅子とベッドに変えることを奨励するものではありません。
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薬の処方
腰の状態に応じて鎮痛剤(飲み薬)・湿布を処方し、痛みをはじめとする症状の緩和にアプローチします。
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装具療法
腰の状態に応じてコルセット(簡易コルセット)をつけることで腰椎周りの安定性を高め、症状の緩和にアプローチします。
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マッケンジー法
ご自身に合った身体の動かし方を探り、実践していくことで腰にかかる負担を軽減すると共に、症状の根本的改善にアプローチします。
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運動器リハビリ
理学療法士が作成したメニューに基づき、腰の可動域を広げる/腰周り・足の筋力UP/歩行・姿勢の改善のためのリハビリを行います。
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注射
腰の状態に応じて筋膜リリース注射やブロック注射を行うことで、痛みの緩和にアプローチします。
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物理療法(機器・器具を用いるリハビリ)
マイクロ波・低周波機器、温熱器、牽引器などの機器・器具を用い、症状の緩和にアプローチします。物理療法と服薬・注射を組み合わせ、治療効果の増強・治療期間の短縮を図る場合もあります。
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手術
一般的に、腰椎捻挫で手術が必要になるケースはあまり多くはありません。
手術が必要になるケースはあまり多くはないですが、椎間性や仙腸関節性の腰椎捻挫が重度に進行して痛みなどの症状が治まらない場合は、手術が選択肢になることがあります(※)。
(※)手術が必要な場合は提携の病院をご紹介いたします。
重度に進行した腰椎捻挫のほか、検査・診断の結果、腰椎捻挫ではなく、椎間板ヘルニアや腰椎の突起の骨折が見つかった場合は手術が必要になるケースも。
■腰椎捻挫の症状が改善するまでにかかる期間は?
◎早ければ1週間~、腰の状態によっては6ヶ月以上の治療期間がかかるケースも
腰椎捻挫は筋肉・靭帯性、椎間板性など、様々なタイプがあります。様々なタイプがあることに加え、患者様によって腰椎の状態が異なるため、「何週間、何ヶ月で治る」とはっきりとした治療期間をお伝えすることはできません。
はっきりとした治療期間はお伝えできませんが、腰椎周りの筋肉の小さな損傷による腰椎捻挫(ぎっくり腰)は、1週間程度安静にすることで、痛みをはじめとする症状がやわらぐことも。
また、当院ではぎっくり腰に対して、体操療法を行っています。その場で改善が認められることも多く、多くの患者様に喜ばれています。
早いケースでは1週間程度で症状がやわらぐ場合がある一方、腰椎の状態によっては2~3ヶ月程度の治療期間がかかることも少なくありません。仙腸関節の適合(関節のはまり具合い)が改善されないなど、腰椎の状態が思わしくない場合、4~6ヶ月以上の治療期間がかかるケースもあります。
【交通事故で負ったケガに対する治療・処置を行っています】
瀬戸整形外科クリニックでは、交通事故(または傷害事件など)で負ったケガの治療・処置を行っています。
交通事故に遭い腰椎捻挫などのケガが疑われる場合は、必要に応じて警察署宛ての診断書を作成いたします。
診断・診療の後、最終的に事故の後遺症が残った場合は、後遺症診断書の作成にも対応しています。
慢性的な腰の痛みが続いているなど、腰周りの症状でお悩みの方は当院までお気軽にご相談ください。医師が腰の状態を確認・診査し、一人ひとりの方に対応した適切な治療・リハビリをご提案いたします。