スポーツ外傷とは、1回の出来事によって負ったケガを指します。対して、スポーツ障害とはくりかえしの動作で生じた身体の障害を指します。外傷が長引き、スポーツ障害に進行するケースもあります。
今回は、気をつけるべきスポーツ外傷、および、外傷の予防、治療方法についてご説明します。
目次
■スポーツ外傷の種類
◎軽度~重度まで、種類はさまざま
軽度~重度まで、スポーツ外傷はさまざまな種類があります。
[主なスポーツ外傷]
・突き指
・打撲
・捻挫
・靱帯や腱の損傷・断裂
・脱臼
・骨折
・肉離れ
・半月板損傷
■スポーツ外傷の予防
◎競技者自身がケガの予防に努めることが大切
外傷を予防するには、リスクに備え、競技者自身がケガの予防に努めることが大切です。
[競技者自身が行う予防]
・練習や試合前に入念にストレッチを行う
・自分の能力を超えた無理な運動はしない
・相手の能力を超えた無理な動作や技をかけない
・心肺機能や筋力、柔軟性を鍛え、ケガに強い身体づくりを行う
・ケガや体調がすぐれないときは練習・試合を休む
・運動前と運動中はしっかり水分を補給する
・炭水化物(糖質)を中心に、栄養バランスが取れた食事を運動の2~3時間前に済ませておく
◎指導者、環境などの外的要因における予防の取り組みも重要
スポーツ外傷は競技者自身が行う予防に加え、指導者、環境などの外的要因における予防の取り組みも重要です。
[指導者、環境などの外的要因を改善する予防の取り組み]
・正しい指導を行える指導者の育成
・競技者にケガや異変が起きた場合は医療機関で受診させる
・器具や設備の点検、器具の確実な固定
・器具や設備をチェックし、不備があるときには修理・交換する
■スポーツ外傷の治療方法
◎処置後、リハビリによる治療を進めていきます
外傷の治療では、処置後(応急処置を含む)、主にリハビリによる治療を進めていきます。靭帯・腱の断裂や骨折など、重度の外傷の場合は手術が必要になる場合があります。
<処置(応急処置)>
・患部の固定(保護)
・安静
・氷冷(冷やす)
・圧迫
・挙上
<リハビリ>
ケガが治った後、リハビリテーションを行うことで、硬くなったり動きが制限されてしまった関節・筋肉の柔軟性の回復を目指します。
当院では医師の指示のもと、理学療法士が可動域訓練・筋力訓練・歩行訓練・姿勢指導・日常生活動作指導によるリハビリを行います。手術後のリハビリにおいても、理学療法士による可動域訓練や歩行訓練、日常生活動作指導を行っています。
{レッドコードを用いたリハビリ(可動域訓練)}
関節が硬くなっている場合は、レッドコードを用いた可動域訓練が有用です。
レッドコードとは、天井から垂らした赤いコードに腕や足など、身体の一部を乗せて行うリハビリです。レッドコードを用いることで関節や筋肉に無理な負担をかけずにリハビリができ、関節の可動域を広げる効果を期待できます。
【スポーツ外傷から身を守るために】
スポーツをされる方、また、お子さまが部活などでスポーツをされている場合はスポーツ外傷に注意が必要です。
すべての偶発的事故を防ぐのは難しいですが、日頃から競技者自身、および、指導者がケガをしないように努めることが予防につながります。また、外傷を負った場合は早めに整形外科で治療を受けることで、ケガが長引く(スポーツ障害に進行する)のを防ぎやすくなります。
「スポーツでケガをしてしまった」
「子どもがケガをしたときにどこで診てもらえれば良いのかわからない」
など、スポーツ外傷でお困りの方は瀬戸整形外科クリニックまでご相談ください。