難治性の痛み
つらい痛みを、出来るだけ早く取る事が出来るような治療を心がけています。
「マッケンジー法」を用いたリハビリ
薬での疼痛治療
痛みの種類に応じて、適切な薬を使用します
主な痛みの種類としては、打撲や骨折・局所での炎症などによる『侵害受容性疼痛』と、体の痛みを脳に伝える伝導路である神経が損傷された『神経障害性疼痛』、心理的な原因による『心因性疼痛』があります。
原因を把握し、それぞれに合った薬を、副作用が出ないように注意しながら少しずつ調整していきます。漢方薬も使用しています。
リハビリテーション
理学療法・作業療法・物理療法
【理学療法について】
関節拘縮などによる痛みは、レッドコード等を用いた可動域訓練が有用です。
手術後のリハビリで可動域訓練や歩行訓練を行っています。
変形性関節症などによる疼痛は筋力増強で関節の安定性を得る事で疼痛の改善を得ます。
理学療法士が個人個人にあった足底板(靴の中に入れる中敷き)を作成し、股関節・膝関節・足関節・足部の痛みや歩きづらさを改善する治療も行っています。
【作業療法について】
作業療法士が、生活環境のアドバイスを行ったり、日常生活動作、四肢の訓練を行い、自宅で楽に生活が出来るようにリハビリテーションを行っています。
【物理療法について】
マイクロ波や低周波、牽引などの物理療法は、服薬・ブロック治療などと組み合わせる事でさらに治療効果の増強と治療期間の短縮を得る事ができます。
超音波を用いた安全で痛みの少ないブロック治療
神経痛を比較的早期に和らげる事が出来ます。
超音波画像を見ながら、目的の神経の周囲に注射を行います。
重要な血管や血管を避けながら適切な部位に注射を出来る為、患者様の痛みも少なく少量の薬液で安全に、十分な効果を得る事が出来ます。
超音波ガイド下に、頸椎神経根ブロック・星状神経節ブロック・腕神経叢ブロックを行っています。そのほか、仙骨ブロックも行っています。

エコーガイド下筋膜リリース注射
近年、肩こりや腰痛に対してトリガーポイント注射を行う場合、筋肉と筋肉の間にある筋膜の癒着をはがすように注射すると効果的なことが分かってきました。
当院でも、超音波画像で確認しながら、筋膜リリース注射(ハイドロリリース)を副院長が行っています。その他、関節内注射やトリガーポイント注射、腱鞘内注射も行い、出来るだけ早く痛みを取れるように心がけています。
